海洋散骨 わたつみ

ブランディング


隆法山 興徳寺

大阪の隆法山 興徳寺の起源は聖徳太子の在世中にさかのぼり、天平年間(729〜749年)に行基菩薩によって「薬師院」として法円坂に建立されたのが始まりと言われています。大阪夏の陣の後、松平忠明が大阪の町の再整備をするため、分散していた寺院を現在の場所に集め、寺号を「興徳寺」と改めました。現在の本堂は昭和27年に再建し、境内に広がる水と緑の庭園は、近隣の方々の憩いの場として親しまれ、様々な催しも行なわれています。

興徳寺の住職、青木隆興氏とは2015年に出会い、それ以来お寺の檀家様にお配りする便りや、お寺を紹介する様々なツール制作のお手伝いをしています。興徳寺は一般墓地だけでなく樹木葬墓地も境内にあり、新しい形の葬送も行っています。海に潜ることをこよなく愛する住職は、日本海洋散骨協会の認定アドバイザーの資格を取得し、この度、海洋散骨の永代供養を始めるに至りました。海洋散骨は、祭祀の目的をもって、故人の火葬したあとの焼骨を海洋上に散布することをいいます。「美しい自然に還りたい」「大好きな海で眠りたい」といった故人の意志や、様々な事情でお墓に入れない、お墓を持てないという悩みをお持ちの方にも最適な方法です。

海に囲まれた島国日本では、古くから海の彼方には永遠不変の他界である常世の国があり、海の神「わたつみ」の居所とされていました。古事記、日本書紀、万葉集などに記述があり、海を神秘的なものとして捉えていたことが伺えます。興徳寺が海洋散骨永代供養を始めるにあたり、海への感謝の気持ちを込めて「わたつみ」と名付け、海に献花した花をシンボルにいたしました。

興徳寺の海洋散骨「わたつみ」の特徴は、海洋で僧侶が儀礼を執り行い、遺骨の一部を残し、永代供養することです。故人が望んだ海洋散骨でも、遺族はお骨が残らないことで喪失感を味わうこともあります。海洋散骨「わたつみ」は遺族の気持ちにも寄り添い、また海洋にお墓参りに行く負担の軽減のため、遺骨の一部を興徳寺に残し永代供養をいたします。