2020.6.2

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名古屋学芸大学の授業でリモート講義いたしました

昨年まで4年間エディトリアルの授業を持たせていただいた名古屋学芸大学で、現在講師をされている岩崎悦子さんからの招待でリモート講義をいたしました。現在日本全国の多くの大学がオンライン授業になっています。実技を学ぶ学生、そして教える側にとっても試行錯誤が続いていると思います。少しでも学生の学びの力になれるのならと思い、昨年まで授業で見せていた資料などを使いながら、デザインの仕事について話をさせていただきました。慣れないというより初めてのリモート講義でしたが、岩崎さんがうまく話を引き出してくださり、話す側としては充実した時間となりました。

2020.6.1

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事業所を移転します

Mahikoはこの度、表参道から横浜へ事業所を移転する運びとなりました。下記の住所に変更となり、お電話は携帯電話の番号のみとなります。メールアドレスは変わりありません。ご登録の変更など、お手数ですがどうぞよろしくお願いいたします。開業から12年を過ごした表参道の事務所はデザインに集中できる気持ちの良い環境で、場所柄たくさんの方がお越しくださり、勇気づけていただきました。これまでの出会いや環境に感謝をしたい気持ちです。横浜の事業所では緑に囲まれながら、またエネルギーを注いで仕事をしていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

〒222-0037 神奈川県横浜市港北区大倉山3-63-8-1
Tel. 080-3084-1485
mail@mahiko.jp

2020.5.21

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日本刺繍 紅会

飛鳥時代から続く日本刺繍の継承者である齊藤信作さんを訪ねに、日本刺繍 紅会の工房のある千葉県東金へ。木々や草花に囲まれ虫の音が聞こえる工房は、自然と触れ合う中で技術と感性を磨き、自然から創造を学びとる創立の精神から建てられたそうです。この日は、昨年焼失した沖縄首里城の刺繍を刺しているところを見せていただきました。日本刺繍は台に固定して制作するため、表側は目で見て右手で刺し、裏側はからは感覚で左手で刺すそうです。その熟練の技の精度に驚かされました。「手は精神の出口です」という紅会創立者の齊藤磬さんのメッセージが素晴らしく、ずっと心に残っているので引用させていただきます。

精神は、手から出る時は労働と呼ばれて、空間に向けて、さまざまに、形あるものを作ってゆきます。手こそは精神の出口です。この手の働きは、人の心の中のあこがれを具現するものであって、そして、手のいとなみにより人は形成されてゆきます。手は、これまでになかった事態をこの世に作り上げてゆきますが、これはとても人間らしいしごとで、「創造」とよばれます。つまり、人間の手は、その人の心を空間に刻み込んでゆくことになるのです。人間は、手によって作られたもので、おのれ自身の精神の程度を知ります。つまり、精神は手から出て作品となり、評価としてふたたび自分に戻るからです。とどのつまり、手は、自分がどういうもの、どの程度のものかを、晴れがましくも、時にはなさけなくも、自分に教えてくれるのです。(photograph 有賀傑)

2020.4.3

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HAUTE COUTURE KOJI ATELIER GINZA

オートクチュールのデザイナー、渡辺弘二さんを訪ねに銀座のコージアトリエに。コロナウィルス感染予防対策として消毒やマスク着用、換気もしながら最小限の人数で短時間の撮影を行いました。この日は貴重な制作中の美しく軽やかなオートクチュールも撮影させていただきました。ロンドンやパリで服飾を学んだ渡辺さんは、日本人として初めてイギリス王室アン王女の装いをデザインされました。40年以上コレクションを発表し続け、2015年にはパリのルーブル宮殿でファッションショーを開催しています。渡辺さんから明るいエネルギーをいただいて帰りました。ありがとうございました。(photograph 本多康司)

2020.3.9

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富山 日の出屋製菓

富山の人気のお土産「しろえびせんべい」を製造する日の出屋製菓立山工場へ、カメラマンの本多康司さんとともに取材に。天気が良く、この日はまるで空に浮かんでいるかのように雄大だった立山連峰を見渡す土地に構える「しろえびせんべいファクトリー(ささら屋立山本店)」は、カフェやせんべいの手焼き体験ができる工房があり、観光スポットになっています。お土産にいただいたおせんべいは、食べ始めると止まらない美味しさ。富山は3回目の訪問で今回は日帰りでゆっくりできませんでしたが、また訪れたい美しい土地の一つです。(photograph 本多康司)